今回の記事は、特別養護老人ホームの「ユニット型と従来型」の特徴や違いを、現役ケアマネジャーの私が紹介します。

特別養護老人ホームは、介護施設の中でも「比較的安価」に利用できるので人気の施設になりますよ!
特別養護老人ホームには「ユニット型」と「従来型」がある
特別養護老人ホームへの入所を検討しているご家族が増えています。
自宅での介護に限界を感じた方が、最初に検討するのが「特別養護老人ホーム」になるからですね。
そんな特別養護老人ホームを検討中の方が、施設見学をしてるときに戸惑うことがあります。
それが、「個室と相部屋の特別養護老人ホームがあるけど、何が違うんだろう?」になります。
「ユニット型」と「従来型」の違い
実は、その個室や相部屋が「ユニット型」と「従来型」の違いになるんですよね。
特別養護老人ホームには、
- ユニット型:個室
- 従来型:相部屋
の2つのタイプがあります。
さらに言うと、特別養護老人ホームの「新しいタイプ:ユニット型」で、「古いタイプ:従来型」になります
ユニット型が推奨された
平成14年度以降に、特別養護老人ホームを新設するときは「ユニット型」にするのが推奨されたんです。
ですので、そこから新設された特別養護老人ホームの「ほとんどがユニット型」になるんですね。
そんな特別養護老人ホームについての質問でよくあるのが、「ユニット型と従来型の違いって何ですか?」になります。

それでは、特別養護老人ホーム・ユニット型の特徴を確認しましょう!
ユニット型の特徴
個室なのでプライバシーを守れる
ユニット型の最大の特徴は、個室なのでプライバシーを守れることになります。
最近の高齢者の方の多くは、「個人の空間を重要視」するからですね。
従来型よりも費用が高い
ユニット型は、個室ですので従来型よりも、「費用が高くなる傾向」がありますね。
自宅と同じような生活を目指している
ユニット型のユニットケアとは、「施設でも自宅と同じように過ごせる」ようお手伝いをするケアになります。
入居者の方の生活リズムや個性などを尊重し、画一的ではなく「個人個人に寄り添うケア」を目指してます。
入居者さんの中には「個室は寂しいから相部屋の方がいい!」と言う方もいらっしゃいますよ!
最後に、特別養護老人ホーム・従来型の特徴を確認しましょう!
特別養護老人ホーム・従来型特養の特徴
相部屋なのでプライバシーが問題になる
従来型は、個室ではなく「4人部屋などの相部屋」になります。
ですので、プライバシーの問題が多くなる傾向にあります。
カーテン等では仕切られてますが「おむつ交換や排泄の匂い」は気になりますよね!
ユニット型よりも費用が安い
従来型は相部屋ですので、ユニット型よりも「費用が安くなる傾向」がありますね。
同室の方の影響を受けやすい
同室の方が不安定で寝れなかったりすると、他の方も寝れなくなって「全員が睡眠不足」になることもあります。

昔の特別養護老人ホームのイメージを持たれている方が、ユニット型を見学すると「ホテルみい!」とびっくりされる方も多いですよ!