高野山へのアクセスは、車やバスが便利です。
しかし、おすすめは「電車+新型ケーブルカー」になりますね。
その理由は、電車から見える風景になります。
高野山は標高800メートルの高地にあるので、絶景が見られるからですね。
ちなみに、高野山への特別列車である天空は、ほどんどの座席が外側に向いてるほどです。
なので、高野山に行く目的の1つが、「天空に乗りたいから」と言う方は少なくありません。
ところで、「電車だけでは高野山に行けないのかな?」と思ってる方もいるかと思います。
しかし、それはちょっと無理ですね。
それは、高野山への電車でのアクセスは、最終区間は「新型ケーブルカーで行くことになるから」です。
ちなみに、この新型ケーブルカーが風情があって素敵なんですよ!
それでは最初に、「電車での高野山へのアクセスの概要」から確認しましょう!

和歌山県の出身で在住の、「まさじろ」がシンプルに解説していきますね。
【まさじろ・保有資格など】
- インターネット旅行情報士検定2級
- 和歌山歴史物語スタンプラリー100・完全踏破
高野山へのアクセス:電車+新型ケーブルカー
最初に、「電車+新型ケーブルカー」を使っての高野山へのアクセスをざっくりと解説します。
電車での、高野山へのアクセスは以下になります。
- 橋本駅
- 極楽橋駅
- 高野山駅
橋本駅→極楽橋駅
橋本駅→極楽橋駅の区間は、前述した天空などの電車で移動します。
上記写真でも分かるように、この区間は標高539メートルを登っていきます。
この急勾配で急曲線の険しい山間を縫いながら走るのが、天空などになるんですよね
山深い場所を走るので、まさに非日常の世界への入り口になります。
極楽橋駅→高野山駅
極楽橋駅と高野山駅を結ぶのが、高野山ケーブルカーになります
そんな高野山ケーブルカーの特徴が、高低差328mを「5分で登り切る力強さ」になります。
極楽橋駅から高野山駅への線路を写したのが、上記写真になります。
「かなりの勾配」があることを理解していただけると思います。

それでは次は、「高野山への電車でのアクセス」を詳しく見ていきましょう!
電車での高野山へのアクセス:南海電鉄とJR
電車での高野山へのアクセスには以下があります。
- 南海電鉄
- JR+南海電鉄
電車での高野山へのアクセス2通りありますが、便利なのは「南海電鉄」になります。
和歌山県・奈良県(南部)に在住の方なら、「JR+南海電鉄」のメリットも出てきます。
しかし、多くの方に便利なのは南海電鉄でのアクセスになりますね。
それは、JRを使ったとしても、橋本駅→極楽橋駅間は「南海電鉄しかないから」ですね。
南海電鉄
南海電鉄を使う方の、モデルコースは以下になります。
- 新大阪駅
- なんば駅
- 橋本駅
- 極楽橋駅
なんば駅から橋本駅の間は、「こうや・りんかん」の特急電車を使う方が一般的です。
ちなみに、天空に乗らない方は、こうや(上記写真)がおすすめですね。
「りんかん」は橋本駅までですが、「こうや」だと極楽橋駅が最終駅になるからです。
ですので、天空を使う方は、どちらの特急電車でも大差ありません。
JR+南海電鉄
JR+南海電鉄を使う方の、モデルコースは以下になります。
- JR和歌山駅
- 橋本駅
- 極楽橋駅
和歌山県の方は、JRで橋本駅まで行って、そこから南海電鉄に乗り換えます。
もしくは、奈良県南部の方もこちらのほうが便利かと思います。
天空
出典元:「天空」南海電鉄
どちらの電車のアクセスの方も、天空で橋本駅→極楽橋駅に行くことをおすすめします。
日本全国に観光列車は数多くありますが、天空はその中でも「トップクラス絶景を楽しめるから」ですね。
和歌山県民として、天空は誇りです。
こんな素晴らしい電車を走らせてくれてる、南海電鉄さんに感謝、感謝です!

次は、極楽橋駅に到着した後の「高野山駅への乗り換え」を確認しましょう!
高野山に車で行こうかなと思った方はコチラもどうぞ!
極楽橋駅から高野山駅の乗り換え
極楽橋駅に到着
極楽橋駅に電車が到着したら、進行方向に向かって歩いて下さい。
ちなみに、大きな駅ではないので、まずは安心して下さい。
コンコース→駅舎
進行方向に向かって歩くと駅舎があるので、奥の方に向かって進んで下さい。
「ケーブルカー乗り場」との案内板があるので、それに従って歩けばいいですよ。
連絡橋
駅舎を奥に進むと、連絡橋があります。
まだまだ奥に向かって進んで下さい。
ケーブルカー乗り場
連絡橋を渡ったら、目の前に「ケーブルカー乗り場」がありますよ。
極楽橋駅の情報
トイレ
ちなみに、ケーブルカー乗り場の近くにトイレがあります。
こうやくん
ケーブルカー乗り場の近くには、「こうやくんとの撮影スポット」もあります。
日付もしっかりと入れることが可能です。
ミニ天空
天空との記念撮影も、撮影スポットですね。
かえる
駅舎にひっそりとあるのが、「かえる撮影スポット」になります。
カエルを見つけて、駅員さんにおしえると、ステキなことまであります。
どんなステキなことがあるかは、内緒にしておきますね。

こういう秘密をここで話すのは、マナー違反ですもんね。
高野山ケーブルカーの「料金・時刻表・臨時便」
料金
高野山ケーブルカーの片道料金は以下になります。
- 大人:500円
- 子供:250円
時刻表:極楽橋駅→高野山駅
上記が、極楽橋駅→高野山駅の時刻表になります。
時刻表:高野山駅→極楽橋駅
上記が、高野山駅→極楽橋駅の時刻表になります。
臨時便もある
臨時便もあるので、もう少々便数は増えるかと思います。
のんびりとケーブルカーの景色を楽しみたい方は、臨時便に乗ると人が少ないですよ。
運賃や時刻表は、2020年2月現在の時刻表になります。
最新情報が知りたい方は、南海電鉄のWEBサイトで確認してください!
高野山の新型ケーブルカー情報
4代目新型ケーブルカー
3代目ケーブルカーは、昭和感が残る素晴らしい車両でした。
しかし、4代目は一転して「お洒落な外観や内装」になっています。
客車はスイス「CWA社」製
4代目は、スイスの搬器メーカーである「CWA社製の客車」になります。
客車部分はスイスのキャビンメーカーが手掛け、欧州風の流線型が特徴的なアルミ製の車体に、高野山・壇上伽藍の根本大塔を想起させる朱色をコンセプトカラーとして採用し、和洋折衷のデザインで高野山への「期待感」を醸成。
出典元:「歴代ケーブルカーの紹介」南海電鉄
高野山に近年増え続ける、外国人観光客を意識したのかもしれないですね。
車内風景
車内にある座席は、こんな感じになります。
急勾配に対して自然に座れるので楽ですね。
しかし、周囲の景色が素晴らしいので、基本的には座っている人よりも立っている人が多いんです。
年齢・国籍を問わず、絶景に出会った時「人は前傾姿勢」になるんだと思います。
高野山ケーブルカーの歴史
高野山ケーブルカーの歴史は古く、「昭和5年に開通」したんだそうです。
1930(昭和5)年に開通し、国内でも有数の歴史を誇り、高野山への参拝客はもちろん、高野山にお住まいの方の交通手段としての役割も担ってきました。全長0.8Km、高低差328mで東京タワーとほぼ同じ高さを約5分で一気に昇ります。
出典元:「高野山ケーブルカー」南海電鉄
初代から4代目
2019年3月、4代目高野山ケーブルカーが満を持してデビューしました。
歴代ケーブルカーは以下になります。
- 初代:1930年~1953年
- 2代目:1953年~1964年
- 3代目:1964年~2018年
- 4代目:2019年3月~
子供の頃から、3代目には何度もお世話になっていました。
ですので、4代目に変わることの「寂しさと楽しみの気持ちが交差」したのを覚えています。

高野山には、「おすすめの見所」が数多くあります。時間の許す限り、色々と巡ってみて下さいね!
高野山観光の詳しい情報はコチラ!